仕事復帰から丸二ヶ月経過。育児と両立する上で意識していること3つ。
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最終更新日:2014/06/17
ワークライフバランス, 仕事
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photo credit: Nina Matthews Photography via photopin cc
50点を目指す働き方
育児休暇を終えて仕事に復帰してからちょうど二ヶ月が経ちました。復帰したての頃は仕事のペースがうまくつかめず、育児との両立にもかなり苦労していましたが、ようやく自分なりのスタイルができてきました。
これから復帰される方、あるいは復帰されたばかりの方は両立できるか不安がたくさんあると思います。そこで僭越ながら、僕がこの二ヶ月の間に試行錯誤して得た両立のためのヒントを紹介します。
周囲への根回しはしっかりする
まず復帰して最初にすべきことは、周囲への根回しです。根回しというと言い方が悪いかもしれませんが、自分の置かれている状況をきちんと把握してもらうためのコミュニケーションをしっかり取る、ということですね。
例えば時短勤務制度を利用したとします。でも周囲の人は、けっこうそのことを忘れがちです。そろそろ帰ろうかな、という時に限って、仕事を振られたり。「時短なのに、パワハラじゃないの?」って感じることも、生じうるかもしれません。
本来ならば周囲がきちんと個々の社員の状況を把握して、適切な仕事の割り振りをするべきなんでしょうが、マネジメント側も人間。忘れることもあります。
そういう事態が頻繁に起こらないためにも、自分の働き方については、しつこいくらいアピールしたほうがいいです。
僕は時短勤務をしているわけではないですが、主に以下のようなことを上司並びに周囲の同僚に伝えています。
- 基本的に定時で帰宅すること(≠残業しないではない)
- 夜の付き合いには参加しないこと
- その代わり、子どもが寝た後に作業はするので、期日までには仕事をコンプリートすること
自分のできないこと/できることを明確化することで、周囲の人間も安心します。
たいていの場合、仕事を断られるのが困るのではなく、どこまで任せていいのかわからない、という状況が困るのです。
量を減らして質を維持する
時短勤務の方はもちろん、フルタイムであっても育児との両立を優先すると、必然的に仕事に充てられる時間は減ります。
その状況で、選択肢は二つしかありません。
- 量を維持して、質を落とす
- 量を減らして、質を維持する
この場合、後者を採用すべきです。
人はイメージによって縛られる動物です。どれだけがんばって量をこなしても、成果の質が低いと、その人に対するイメージは悪くなります。
そして、そのイメージがその後の仕事へも影響を及ぼすことがある。第一印象が悪かった人に対して、なかなか好意がもてないのと同じです。
復帰直後についた、「この人仕事が雑だな」という印象を払拭するにはかなりの努力を要するはずです。であれば、最初から量はセーブして、その代わりきちんと仕事をする。
その際には、上で書いたコミュニケーションの過程で、しっかりと仕事の量を減らしたいことをアピールしましょう。
中途半端な仕事が大量に残ると、かえって組織全体の業務量が増えるものです。狭い範囲であっても、与えられた仕事を確実にコンプリートしたほうが、組織全体のパフォーマンスも向上します。
タスク管理なんてしない
仕事といえばタスク管理が常についてまわりますし、新人研修なんかでもタスク管理の重要性はよく語られると思います。
僕も復帰後のタスク管理については非常に悩みました。そのときによく読んでいたのがこの記事。
[M]一挙公開!やっぱりタスク管理ならOmnifocusだった!1ヶ月使った私のOmnifocus活用法 | miMemo(ミメモ)
こんなふうにきちんとタスク管理しながら仕事できたらいいなーと思っていました。
でも途中で気づいたんですよね。こういう仕事の仕方は、80点の仕事を100点にするために工夫するものだ、と。
僕らが取り組むべきことは、高みを目指すことではなく、なんとか50点を取り続けて落第を防ぐことです。
というわけで、途中から最低限のスケジュール管理を除き、タスク管理をやめました。
タスク管理をしないことのメリットは二つあります。
- 精神的に「追いかけられ感」がないこと
- 不要な仕事をしなくなること
タスクって、書き出し始めるとキリがありません。で、未了事項となっているタスクが常にあると、精神的に追い詰められていきますよね。
今からお迎え行かないといけないのに、タスクが山積み…となると、そっちが気になって、帰宅後の子どもと過ごす時間にも集中できない。なので、あえてタスクを可視化しないことで、「追いかけられ感」から解放されます。
で、タスク管理をしないことで、当然、仕事の漏れは発生します。
でもそれでいいんです。というか、それが狙いですらあります。
自分で書いたタスクって、ほんとうに全部やるべきことでしょうか? 僕は必ずしもそうは思いません。自分が経営者でもない限り、仕事というのは基本的に上司からの指示で発生、派生するものです。
しかし上司だって万能のビジネス・パーソンではない。間違った指示、もっと悪いことには、その場の思いつきの指示だってあります。
そんななんやかやに全部付き合っていては、仕事なんて永遠に終わりません。
本当に重要なタスクは忘れません。逆に、忘れるくらいの仕事なんて、しなくてもいい仕事です。
これを逃したら自分の職業人生に致命的だ、というほどの重要な仕事は、忘れたくても忘れられないものです。忘れる程度の仕事であれば、あとでいくらでも挽回可能です。そのタスクを失敗したからと言って、死ぬわけじゃない。
どうでもいいような仕事に振り回されず、覚えているタスクだけに集中することで、仕事の質だって上がります。
もちろん100点を狙うには、こんないい加減な仕事の仕方は駄目だと思います。
しかし繰り返しになりますが、我々が狙うラインは50点。
であれば、これで十分です。
おわりに
というわけで、今僕が意識している仕事の仕方の紹介でした。僕も復帰直後は苦労しましたが、今ではだいぶコントロールできています。
5月なんて息子くんが9日間しか保育園に行けず、僕と妻が交代で仕事を休む日々がつづいていました。それでも工夫次第ではなんとかなります。
こういう働き方に批判もあるでしょうが、そんなの気にしていたら仕事と育児の両立なんてできません。
図々しく生きていきましょうw
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