保湿しない勇気を(脱保湿、脱ステロイド)
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最終更新日:2014/06/13
アトピー
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乾燥の季節がやってきた。肌が敏感な赤ちゃんにとっても辛い時期。特に月齢の小さな赤ちゃんは肌トラブルに見舞われがちだ。
一般的な育児書、育児雑誌は保湿の重要性を強調する。お風呂あがりにはたっぷりのベビーローションを塗って肌に潤いを、というものだ。
しかしアトピーの疑いがある場合、必ずしも保湿することが正しくない場合がある。
保湿が大事との常識とは逆に、保湿しないことでアトピー治療を進めるという考え方だ。
脱ステロイド、脱保湿と言われる治療法である。
この本はその考え方を簡単にまとめてあり、入門書としては最適だ。
日本の全人口の約5%(推定710万人)を占めるアトピー患者。
アトピーの不快な症状をアッという間に消す「ステロイド」という強いクスリを処方するのが標準的な治療とされている。
しかし、このクスリの副作用が原因で、もともとのアトピーよりも症状が悪化し、会社や学校へ通えなくなってしまう重症の「薬害患者」が急増している。
本書は、ステロイドが「危険なクスリ」であるにもかかわらず、多くの皮膚科医が当たり前のように使っている本当の理由や、ステロイドも保湿剤も使わず、普通に生活できるまで回復する最新治療法を紹介する。(同書より引用)
うちの子も早くから湿疹が頻発し、僕が小児喘息、妻がアトピーキャリアということで、アトピー因子は強いと考えていた。
初めは脱保湿の考え方を知らず、かかりつけ医の指導で頻繁にシャワーを浴びて保湿剤を塗るという、通常の治療法をとっていた。
でも保湿剤を塗ったときは肌がきれいになるものの、すぐに元の状態に戻ってしまう。保湿剤依存のような状態になっていた。
そこで情報収集して、脱保湿の考え方に出会った。上記の本の著者である藤澤医師を訪れて指導してもらい、保湿剤に頼らない治療に切り替えた。
保湿剤を使わない他に、お風呂を制限しているのが特徴だ。湯船に入れるのは週に一回程度、シャワーもお尻や腋の下など特に汚れやすい箇所にしか当てないようにしている。
もっとも薬を一切使用しないわけではなく、ひどい患部に塗る薬は処方してもらえるため、それを用いて治療に当たる。
十二月に入り湿度が下がってから若干の悪化は見せているものの、全体としては皮膚のバリア機能が向上し、湿疹からの回復力がついているように感じる。
保湿剤を使わないと見た目には肌が乾燥して湿疹が出るなど、親の心情として辛い時もある。でも長い目で見た時には薬への依存から抜け出し、バリア機能を培うためにも、脱保湿はよい方法だと考えている。
*これはあくまでうちの子のケースです。一般的なアトピー治療のガイドラインからは逸脱しているので、治療法の選択に当たっては専門家と十分に協議して下さい。
追記
入浴方法についてはこちらの記事もご参照下さい。
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