保育園準備で食物アレルギー検査を受けたら卵、小麦、牛乳に陽性反応が…

photo credit: Daniel Kulinski via photopin cc

予想はしていたけれど厳しい結果でした

横浜市は指導表の提出が義務なのかな

保育園への入学にあたって、「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」の提出が求められました。

参考:指導表
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku03_005.pdf

こちら、厚生労働省のガイドラインによれば、提出は全員ではなく、該当者のみとなっているようです。

Q4 生活管理指導表は、アレルギー疾患のある子は全員出さなければいけないです か?
A4 保育所の生活に特別な留意が必要な場合にだけ提出してください。

参考:保育所におけるアレルギー対応ガイドラインQ&A

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku04.pdf

ただ、横浜市のガイドラインは厚生労働省のものより厳し目で、入園する児童全員の提出が求められているように読めます。

横浜市　こども青少年局　食物アレルギー対応

そんなわけで、かかりつけ医のところで、検査をしてもらいました。

スクラッチテストとその結果

食物アレルギー検査には大きく分けて血液検査と皮膚検査があります。

血液検査

文字通り、注射で血液を取って白血球、IgE、ヒスタミン等を調べることで食物アレルギーの有無を検証します。

特にIgEという、アレルギーに反応するタンパク質の増加の有無により判断するようです。

血液検査の欠点として、一歳程度では正確に判定されないことが多いとのこと。

皮膚検査

皮膚検査にはさらに、スクラッチテスト、皮内テスト、パッチテストがあります。今回うちの息子くんが受けたのはスクラッチテストと呼ばれるものです。

原因となる食物の成分を皮膚につけて、針などで皮膚に傷をつけて、反応をみる検査です。蚊にかまれたような湿疹や赤くなったら陽性です。

結果は、卵白、卵黄、小麦、牛乳で陽性。特に卵と小麦は反応が大きく、一歳半までは除去したほうがいいと、勧められました。

なお、ここまでの記述は以下を参考に記載及び引用しております。

食物アレルギーの検査法・治療法 – [アレルギー] – All About

今後の対応について

留意すべきは、食物アレルギー検査で陽性が出たから即ち、摂取したときにアレルギー反応が出るわけではないことです。

本来であれば、家庭である食物を食べさせてみて、様子がおかしいようなら検査を受けるという流れが望ましいのですが、うちの子の場合は離乳食を遅らせていて小麦も卵も未摂取なので、実際に食べた場合の反応がわかりません。

また、陽性反応が出たから除去すべきかという点に関しても医師の見解がわかれています。

私は、食べると症状が出て、支障がある場合には除去治療が必要だが、血液検査で陽性だからと言ってむやみにするのは、かえってアレルギーを強めることがあるということを覚えておくべきだと思います。

だから食物アレルギーの体質があっても、症状に直接結びつかない場合は、そのまま食べ続ける方がいい場合が多いように思います。

アレルギーのおはなし　バックナンバー｜西宮市 皮膚科【こむら皮膚科クリニック】

少量ずつ様子を見ながら与えて耐性をつけていくべきか、次回の検査まで完全除去でいくべきか。

センシティブな問題なので、セカンドオピニオンを取ろうと妻と話しました。

おわりに

僕も妻もアレルギー体質なので、完全にアレルギー王子様になってしまっている息子くん。

アトピーと食物アレルギーの関連性についても医師の間で見解がわかれていて、悩ましいところなんです。

小児科医はアトピーが食物アレルギーと強く相関しているので、ステロイドを使って早く完治させたほうがよいと言います。

一方、皮膚科医はアトピーと食物アレルギーの関連性はなく、過度に気にする必要はまったくない、アナフィラキシーだけ留意すれば大丈夫で、ステロイド依存のほうが危険だと言います。

育児の悩みは尽きませんね。悩んだぶんだけ、息子くんがかわいく見えてくるんだけどさ(*^3^*)

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Posted from するぷろ for iOS. by @kensuke0724