女性の「社会進出」と「機会平等」について

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現状追認の話は聞きたくない

この記事を読んで、なんかもやっとしました。

記事 マッチョなキャリアウーマンを増やすのが女性の社会進出じゃないよね〜

思うところをツラツラと書いておきます。

結論は同意です

リファー記事のタイトルがそのまま結論なんですが、その結論には僕も同意します。

選択肢の問題として「仕事ができない奴にも主夫やイクメンとしてがんばれる」というならまだしも、実際には「仕事もしろ、育児もやれ、昔みたいな消費をしろ、親も世話しろ」じゃすり減って誰も責任なんか被りたくなくなるし、前向きにチャレンジしなくなるわ!

必要なのはシンボルとしての「男女平等」ではなく、システムとして選択肢として男だから、女だからを取り除く「男女平等」の方でしょ?

もにゃっとするところ。結論を導くための前提

で、僕が読んでいてもにゃっとするところなんですが、この結論を導く前提としている考え方。

これが、単純な現状追認にしか見えないんですよね。

例えば機会平等に関する考え方。

機会の平等というのは「同じルールで戦い、誰が勝っても同じように勝利に報いる」ということ。100点を取った子が男でも女でも、ブスでもかわいくても同じように100点分の評価をしてあげるのが平等だ。

これはまあ、いいと思います。

問題はここ。

役割分担として成り立ってきたモノ、合理化の果てにできた結果・制度を「平等」という規格に押しこんで壊すのは悪平等ではないのか?(例、ドボジョこと土木系女子を増やそうという試み、学生では女子の方が数学・科学嫌いが多いのに理系女子が少ないと叩く風潮、ムダに使いにくい男女混合名簿の存在…などなど)

機会平等というのは、今だってルール上はそうなってるんです。

進学にしても就職にしても評価にしても、ルール上は男女平等です。

そうですよね?

男性だから、女性だからという理由で試験に落ちたりはしません。就職だって、差別してはいけないことになっています。評価だって差別してはいけないことになっています。

そんなことは周知のはずです。

ではなんで、男女の賃金格差が異様なまでに開いたり、管理職の人数が偏ったりするのか。

それはルールが整備されていても、ちゃんと運用されてないからじゃん? という話です。

上で引用したところ 役割分担として成り立ってきたモノ、合理化の果てにできた結果・制度、これが問題なんですよ。

男女の役割分担、特に男が外で仕事で女は家で家事、のような分担は、近代のほんの一時期に成立した極めて特殊な状況です。

それを固定化しておいて、「ほら、ルールは整備したでしょ、機会はあるんだから、利用しなよ」というのは、アンフェアです。

機会平等という考え方は、なかなか難しいものがある。

例えばアメリカの大学の入試では、同じ成績の場合はマイノリティを優遇する制度があります。

こういうのはアファーマティブアクションといって、差別状況を是正するために、必要な措置なんじゃないでしょうか。

悪い言い方をすると、いわゆるゲタを履かせる、ということになるんですが、差別状況が歴史的社会的要因で形作られている以上、ゲタを履かせてようやく機会平等になると考えた方がいい。

その後、状況が是正されたのちに、ゲタを脱がせればいいんです。

仕事の評価だって難しいです。

例えば国家試験を課す専門職であれば、男女とも同じ能力前提として仕事が始まります。

でもその後、女性のほうがキャリアの面で不利益を被ることは、まだまだ現実としては多いんじゃないでしょうか。

出産、育児を担うのが女性のケースが多いからです。

それを役割分担の一言で済ませてしまうのが、問題なんですよね。

ちょっと整理

ツラツラ書いたので、僕の考え方を整理しますと、こんな感じです。

  • 男女の役割分担なんてものは偶発的なものであって本質的ではないし、固定化すべきものではない。
  • 現状の役割分担を前提として機会平等を考えてはいけない。それは運用されていないルールを追認するだけ
  • マッチョなキャリアウーマンを生むのがゴールではないことには同意

おわりに

難しい問題ですね。

夫婦でも、折に触れて、自分たちの働き方の問題として話し合いますが、答えはでません。

Posted from するぷろ for iOS. by @kensuke0724

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  • 中のひと

    訪問ありがとうございます。ゆるふわ会計士(@kensuke0724)です。

    2013年4月生まれの息子のパパです。2014年1月から2014年3月末まで3ヶ月間の育児休暇を取得し、4月より職場復帰しました。復帰後も仕事と家事育児の両立を目指していきたいと考えています。

    このblogは育児を中心とした雑記です。育児に関して少しでも有益な情報を提供すると共に、これから育児休暇を取得したいと考えている男性の方を応援したいと思います。

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