陣痛から12時間、無事に第二子が産まれました。
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出産
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今回も夜明け前
2015/1/29、午前2:57に第二子の女の子が産まれました。
陣痛から約12時間、今回も長丁場になりましたが、母子ともに健康です。
第一子のときは、前駆陣痛から48時間、破水して入院から24時間と、壮絶といってもいいほどの長時間出産だったので、今回も長かったとはいえ、時間的には短縮していました。
産科医からは、「二人目は短くなるけど、前回長かったから、うーん、5,6時間はかかるかもねー」と言われていたのですが、先生の読みの二倍w
備忘録も兼ねて、当日の様子をレポート。
10時 前駆陣痛始まる
1/28 午前10時頃から、微弱な陣痛が始まりました。
生理痛のような痛みが、5分間隔で来る、と。
一般的には10分くらいの間隔からスタートして徐々に間隔が短くなっていくのですが、今回は5分から開始。
第二子の場合、5分間隔になったらあっと言う間だからすぐ病院へ、という意見もあるみたいですが、妻は前回の長さと、今回の痛みの程度から様子見のスタンス。
13時 散歩
ここ数日、予定日が近づいていたので、陣痛促進のために長距離散歩をしていました。
僕も仕事を抑えめにして、1日2時間から3時間、およそ2万歩ほど歩いていました。
この日も、弱い陣痛がきたので、一気に加速させようとの目論見で散歩を開始。念のため、入院グッズを病院の近くのコインロッカーに入れておきます。
ただ、歩き始めてすぐに痛みが強まってきたので、いつもよりも控えめになりました。
14時 入院
散歩を早々に切り上げて、病院に電話。
状況を伝えると、入院手続をしてくださいとのことで、コインロッカーから荷物をピックアップして病院へ。
この日は空いていて、出産間近なのは妻ともうひとりだけでした。
前回の病院では、陣痛室には本人のみで、分娩室に入ってから立会いでした。だからずーっと廊下で待っていたのですが、今回の病院では陣痛室から付き添い可能です。
陣痛室に入った段階で、陣痛は4分間隔程度、しかし、強さはそこまでではありません。
まだ妻にも余裕があるので、小説を読みながら陣痛が強まるのを待ちます。
小波が来ると、僕は腰をさする程度で大丈夫。
まだかなー、まだかなーと、ヤキモキしながら待ちます。
途中、何度か助産師さんの触診が入ります。触診のたびに刺激をして強い陣痛を促しますが、なかなか来ません。
22時 陣痛強まる
入院から8時間が過ぎて、ようやく陣痛が強くなってきました。
小説を読む余裕はなく、横になって波が来るのを待ってはしのぎ、待ってはしのぎの繰り返し。
間隔は恐らく2分から3分ほどになっています。
腰をさするくらいでは痛みを逃すことができなくなっているので、テニスボールでお尻をぐっと押し上げるようにして痛みを緩和します。
妻も、声を出すようになってきました。
痛みに耐えながら長時間過ごしているため消耗が激しく、陣痛の合間には眠りに落ちるようになりました。
寝落ち→陣痛で覚醒→寝落ち→陣痛で覚醒を短いサイクルで繰り返します。
日付が変わる前には産めるかな、と期待していたのですが、それも諦めモードに。
1:30 分娩室に移動
永遠に続くんじゃないかと思い始めた1時過ぎに触診があり、ようやく分娩室に移動の許可が出ます。
分娩の準備をして、移動したのが1:30頃。普通に歩ける状況だったので、歩いて分娩室に移動です。
この病院の分娩室はカーテンで仕切るかたちで同時に二人が入れます。
二人が同時に分娩室に入った場合、立会いができなくなるルールなのですが、今回は妻ひとりだけの出産のため、予定通りに立会い可能でした。
2:57 出産
分娩室に入ってからも、スムーズには進みませんでした。
子宮口が最後までなかなか開ききらず、イキむステージまでいきません。
経産婦の場合、子宮口が開いてしまえばそこからは早いのですが、そこに至るまで時間がかかります。
約1時間が過ぎた2:30頃、妻の様子が変わります。
わりとクールにしていたのですが、打って変わって絶叫系。
子宮口が完全に開き、頭が出始めているとのこと。
もちろん僕は経験できないのでまったくわからないわけですが、このタイミングがもっとも痛いらしいです。
一番太い部分なので、それはそれは痛いのでしょう。
第一子のときも感じたことではありますが、ここまで来ると、立ち会っている夫の無力感は半端ないです。
それまでは、痛みを逃すのを手伝ったり、話し相手をしたり、励ましたりと、それなりに役立ってる感はあるのですが、この最終ステージではマジで何の役にも立ちません。
ただひたすらに、手を握って無事の出産を祈るのみ。
「もうやだ、つらい、やめたい」
と、妻の弱音も出てきます。
「あとちょっと、もうすぐ頭が抜けるから、頭が出たら楽だよ」
と、励ます助産師さん。
声を出すとイキミが逃げるから、息を止めるようにしてやってみてと指示が出ます。
呼吸を止めてのイキミを3度ほどやって、2:57、ようやく赤ちゃんが取り上げられました。
49cm,3,030gの女の子。
わりとおとなしめで、産ぶ声も控えめでしたが、すこぶる元気で心配なしとのこと。
6:00 病室へ
赤ちゃんのメディカルチェックと並行して妻の状態もチェックしていきます。
今回は出血が多めだったので、長めに様子を見ることになりました。
通常であれば出産後2時間、分娩室に残って様子を見るのですが、今回は3時間の居残りとなりました。
その間、いわゆるカンガルーケアで、分娩台の上で赤ちゃんと添い寝です。
また、初めての授乳もここで行います。
生まれたての赤ちゃんは、まだ積極的にオッパイを探す感じではなく、旺盛になってくるのは数日後からとのこと。
ただ、赤ちゃんが吸う刺激が母乳の出方を良くするらしく、飲む飲まないに関わらず、定期的に吸わせるのがよいようです。
6:00に病室へ行ったのを見送って僕も一時帰宅して2時間ほど仮眠をとり、もろもろの準備をしてから病院へ戻りました。
おわりに
出産当日のレポートでした。
二回目なので、感動も薄れるのかなと思っていましたが、そんなことはなく、産まれた瞬間は泣いてしまいました。
育児は父親でもできることはたくさんありますが、出産だけは父親にできることなんて、ほとんどありません。
でも、立ち会って、同じ時間を共有してくれることに意味があると妻は言います。
忙しい日常で、つい忘れがちになりますが、折に触れてこの時間に感じたことを思い返していきたいです。
Posted by @kensuke0724