あるべき論ばっかり蔓延すると育児へのハードルが上がる、という話。19時の公園問題で思ったことツラツラと。

公開日: :

公園で遊ぶ息子

19時に子どもが公園で遊んでるのってどーよ?

って話がネット界隈で盛り上がっているようです。

団地の公園で19:00になっても遊んでいる子どもと談笑しているお母さんに関する推理。

アンサー記事もあります。

2014-07-29
19時に外で子どもが遊ぶって話から色々考えたこと。

僕は個別の論点、つまり遅めの時間に子どもが外で遊んでいることについては特にコメントもないのですが、なんだかモヤモヤっとしている。

そのモヤモヤの原因っていうのは、こういう個別の話題の背後に見え隠れする、育児はかくあるべしといったあるべき論、理想論の存在。

確かに育児本には子どもは早く寝かしましょう、日本の子どもは特に夜更かしが増えています、早く寝かせるには早く帰宅させましょう、ということが書かれています。

だからまあ、遅めの時間に子どもが外で遊んでいるってのはどーよ?ってのは、教科書的には正しい疑問なんでしょう。

でもそんなこと、みんなわかってるんですよね。

教科書的な指南を理解するのと、それを実行するのとは、また別の問題です。

例えば、残業はやめましょう、さっさと仕事終わらせて子どもとの時間をしっかり持ちましょう、というのは、ピカピカの正論です。

でもこれを言われると、いやいや、理屈はそうだけどさ、そんなふうにうまくいかないんだよと感じる人は多いんじゃないでしょうか?

改めて考えてみるまでもなく、19時に子どもが外にいるのはどーよ?って問題提起と、19時に親が外で仕事してるってどーよ?って問題提起は同じ水準の話ですね。

つまり何が言いたいかというと、ピカピカの正論が前面に出てくると、それができない人はストレス抱えるだけだから、あるべき論を語り合うのはやめようよ、ということです。

そしてさらに僕が問題だと感じるのは、往々にして、語られるあるべき論というのが、個人の主観に基づいた狭い考え方に基づいている、ということ。

僕は最近、二度、その手のあるべき論に由来した、ちょっと嫌な経験をしました。

ひとつめは病院。僕が息子くんを連れて行ったときに、看護師にこんなふうに言われました。

なんでお母さん来ないの?お母さんいないと、あなた何もわからないでしょ

もうひとつは電車。最近イヤイヤ期突入気味の息子くんがぷち暴れしたとき、近くのおばちゃんにこんなふうに言われました。

あらあら、やっぱりママがいいわよね、パパじゃ泣いちゃうわね

ふたりの言葉や態度から、悪意はまったく感じられません。むしろ、善意に基づいた言葉なんだと思います。たぶん。

その背後にある 育児は母親が担うべきだという、美しきあるべき論を素直に信じているだけです。

育児は母親が担うべきだ、ミルクではなく母乳で育てるべきだ、保育園に入れずに三歳までは親が育てるべきだ、などなど、その手のあるべき論に比べれば、公園の問題なんて瑣末なものでしょう。

でも僕が公園の問題に触れたとき、否が応でもそのふたつのエピソードを想起してしまったし、その時に感じた苦々しさを鮮明に思い出しました。

あるべき論は、正義です。でも正義というのは時にひどく暴力的で残忍になります。

そのことを忘れず、あるべき論は胸の奥にそっとしまっておくのがよいんじゃないかな。

Posted from するぷろ for iOS. by @kensuke0724

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  • 中のひと

    訪問ありがとうございます。ゆるふわ会計士(@kensuke0724)です。

    2013年4月生まれの息子のパパです。2014年1月から2014年3月末まで3ヶ月間の育児休暇を取得し、4月より職場復帰しました。復帰後も仕事と家事育児の両立を目指していきたいと考えています。

    このblogは育児を中心とした雑記です。育児に関して少しでも有益な情報を提供すると共に、これから育児休暇を取得したいと考えている男性の方を応援したいと思います。

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