息子くん二歳になりました。振り返りと今後の展望。

あっという間の1年間

本日、息子くんが無事に二歳を迎えることができました。長いようであっという間の1年間。あらためてこの1年間の成長と、育児の状況を振り返ってみます。

一方通行の1年目、相互理解の2年目

生まれてからの1年間と1歳からの1年間をくらべてもっとも大きな変化は、親子間の相互理解が深まり、立派な家族の一員になったということです。

1年目は文字通り「お世話する」「育てる」「相手をする」という感覚が強く、いつまでも泣き止まなかったり、寝てくれなかったりに疲弊したりイライラ・カリカリしたりすることも多くありました。自分のブログ記事を読み返してみても、すごく必死だなお前…という感想しか出てきませんw

1歳を過ぎて、少しずつできることが増え、歩き、言葉を発し、と成長のステップを踏んでいくにつれ、一方通行の関係からきちんとコミュニケーションがとれる関係に変わりました。

そうすると、もちろん保護者として息子くんを守り、導いていくという意識はありますが、「お世話」「育児」といった感覚は遠のき、生活を共にする仲間（Company）という意識が強まりました。

もちろんだからすべて平穏というわけでもなく、理不尽なイライラはなくなった反面、息子くんのイヤイヤに振り回されて辟易することはあります。

保育園の恩恵

ちょうど1歳から保育園に通っているので、丸１年通ったことになります。

最初は泣いてばかり、また、体調を崩してばかりで、ほんとうにつらい日々もありました。特に入園後一ヶ月ほどたった5月はアデノウィルスにかかったり、マイコプラズマ肺炎になったり、数日しか保育園に行けませんでした。

職場復帰から間もない頃で仕事もバタバタし、保育園に行けずでどっちが面倒を見るか問題も多発し夫婦の関係もかなり悪化したこともあります。なんでこんなつらい思いをしてまで保育園に行かせているんだ、仕事をどっちかがやめるべきだと何度も真剣に話し合いました。

そんなタフな状況も時間が解決してくれました。今年（2015年）に入ってからは一度も休まず、家族旅行などを除けば皆勤賞で保育園に通ってくれています。

今でもときどき、そんな赤ちゃんから保育園に通わせてかわいそう、というような意見を言われることもあります。実際、体調崩してばかりの頃は自分でも自己嫌悪におちいることも多々あったのですが、ようやく今は保育園に行ってよかったと心から言えるようになりました。

保育園で学んでくる物事の多さに、日々おどろかされます。手遊びや歌をどんどん家に持ち帰ってくるので遊びの幅も広がります。

なにより特筆すべきは言語の発達の早さ。周囲の同年齢の子供たちとコミュニケーションをとるのが刺激になっているのでしょう。「どこで覚えてきたの？」といつもびっくりさせられます。電車の本を見て「江ノ電、パパと、乗ったー」なんて具合に二語文・三語文を操ります。

それから友達がたくさんできました。

最初の頃はみんなバラバラに遊んでいた園児たちでしたが、今では朝の送りに行くと部屋で先にいる子供たちが寄ってきたり、「息子くん、きたー」なんて声をかけてくれたりします。そんなふうに子供同士で交流している姿を見ると心が和むし、自分も他の子とちょっと触れあう楽しみもできました。

朝の送りの時間はバタバタしますが、貴重なリラックス・タイムになっています。

次の1年に向けて

さて、次の1年に向けて、我が家には大きな変化がひとつあります。

この夏より夫婦で今の職場（監査法人）を退職して、ふたりでフリーランス会計士として独立することになりました。今は仕事の引継ぎをしながら、独立開業の準備を進めています。その過程で多くの方の協力をいただいており、この場でもお礼申し上げます。

まだまだ今の社会制度は正社員に優しく、育児のサポートひとつとっても正社員でいることのメリットはとても多いのは理解しているつもりです。

それでも育児をしながらプロフェッショナルとして自分たちができること・すべきこと、そして息子くんだけでなく夫婦関係を含めた家族の時間との兼ね合いを考えての決断です。

夫婦どちらかがフリーランスになって育児というパターンは最近ちょっとずつ増えてきましたが、同時にふたりとも、というケースはまだまだレアな気がしています。

男性の育児休暇の実態を伝える、という目的でスタートしたこのブログですが、今後は夫婦でフリーランス育児についても情報発信していければと考えています。

おわりに

息子くん二歳の雑感を書きました。

このブログもゆるゆる続けていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

Posted from するぷろ for iOS. by @kensuke0724